2019年2月22日金曜日

自分らしさが出てくるって?

ご家族で当方をご利用頂いているあるご家庭、
今回はお母様と息子さんでお越しになりました。

息子さんがお母様の性格や、価値観について
「子育て中の母は、真面目で堅物で、
自分たちのことを一生懸命してくれていて今とは全然違う(笑)
こんなに○○な人だとは、昔はまったく知りませんでした。」

と仰っていました。

人は、自分の変化より他人の変化に敏感で、
変化を受け入れがたく(無意識)
昔のイメージに当てはめてみやすいものです。

特に親子関係ではそういうことが多いのですが、
息子さん、お母様の変化をまるごと理解し、受け止めていて
素晴らしいなあ、なかなか出来ないことだよなあ、と思ったのです。



















年齢を重ねて変化している場合、
ほとんどの人が今の方が
持っている本質が強く出るように変化します。

若いときのほうが環境に左右されやすいし、合わせられる、無理できます。
年を重ねると、だんだん無理できなくなるっていうのもありますが
無理してまでも合わせなくても良いか、って自分らしさが出てくるんですね。
人から見たら、変わったって思うんですが、
ご本人にとっては自然な変化で楽になったって思うんです。


それから


関係性とか役割によって、変わったと感じられることがあります。

親子の関係は変わらないものの
以前は大人と子供の関係でしたが、
今は大人と大人の関係になった、というのもありますよね。

役割が変わると、相手の違う面がはじめて見えてくるものです。
反対に、役割が固定している関係は
いくら近い人でも一面しか見えないってことになるんです。
そういう意味では家族は一番近くて一番よくわかっている反面、
一番知らない相手、といえるんですよね。