2025年4月6日日曜日

災いを避けるためのポイント

おめでたいご報告をいただいて、名づけについていろいろと話しました。

生年月日は、先天運(宿命)に対して、名前は後天運(運命)になります。

ということは、名前の運勢とは、人間の意志でコントロールできる部類といえます。

だからこそ、できるだけ良い名前を!と頭を悩ませますよね。

苗字との兼ね合いとか、画数、文字の持つ意義、陰陽などいろんな要素を多角的に見ながら、吉相の組み合わせをつくっていきます。


その際に気を付けたい大切なことがあります。

多角的に見ても、非の打ちどころのない名前。

あまりにもきれいに揃いすぎている名前は、実は良くないんです。

完璧に整っていたら・・・、完成のあとは崩れるのみで

幸運のあとには急転直下どん底の恐れがあるからです。

だから、完璧な名前を目指すよりも、ポイントをおさえた吉相であることが大切。

欠点のひとつもない完璧な人間、は現実的でないですしね。





陽極まりて陰極まる、という例えがあります。

こういった考えはいろんな所で用いられて

日光東照宮の陽明門、柱を一本だけ逆さまにしています。この逆さ柱によって

「完璧を避けることで災いを避ける」願いが込められているという説があります。

昔の人は、完璧なものには魔が潜むと考えたようです。


過ぎたるるは及ばざるがごとし。

完璧を求め過ぎないことが、かえって運を良くするんです。