「もういっそのこと、こうなれば良いのに!」
心底思っているわけじゃないけど、叶ってほしくないネガティブな願望を口にすることあると思います。やけくそ、投げやりな気持ちで言ったり、単に軽い気持ちで言ったり。
これの怖いのは、自分でも言ったことも忘れたころに叶ってしまう事が少なくないです。
「そういえば、あんな事言ったために・・・」と叶ってほしくない事が起こってから「もしかして自分が招いた?」と思います。
ポジティブな願望より、ネガティブな願望の方が簡単に叶いやすいんです。
反対なら良いのにね。
どうしてだろうと考えると、そこに執着があるかないかの影響があるような気がします。
ぜーったいに叶えたい願望、そのことだけに頭が占められていてほかの事は目も耳も閉ざされているようなとき。その思いに執着が乗っかると、その願望って叶いにくいです。
そこから「ああ、もうこれだけ頑張ったし流れに身を任せるか」と力が緩んだ時に叶ったりする。こんな経験ありませんか?
執着が悪いというより、
とらわれ過ぎているときって、ポジティブなことのはずがいつの間にか苦しくなるし不安を生みだすから、あんまり良い方には進みにくいみたい。
軽い気持ちで言ったことのほうが簡単に進むような事が起こりえます。
不満や悪口が口癖になっている人に、あまり良いことがないのはこういう事も関係していそうです。
というと、不満や愚痴を言ってはいけないのか!と思うかもですが、そうではないし不満をため込むことは良くないです。
大切なのは、自分は不満を言っている、今愚痴を言っている、と自分で認識していること。
それを口にすることでため込んだものを発散している、頭の整理をしている、気持ちを整えている、など自分のしていることを理解していること。
これ非常に大切です。
無意識のうちに不満を漏らして口をひらけば悪口。
これは周囲に嫌な気分をまき散らしているけど、本人には悪気がない場合がほとんどです。
本人には不満を言っている自覚がないから、どれだけ不満を言い続けても、発散にも整理にもならなくて堂々巡り。
一歩も前に進めなくて良い事も起こらないから、いちばん損しているのは本人なんです。