2010年6月20日日曜日

極まれば転じる

明日は夏至です。

夏至は太陽が天球上で最も北に位置し、
昼間が最も長く、夜が最も短くなります。

陽の気運がピークとなり、
夏至を境に、極まった陽は陰に転じます。


1日の中では
午の刻(11時~13時)で陽気が最大になり
その後、陰気が増えていきます。




人間の一生を、日の出から日没までになぞらえて
ユング(精神科医・心理学者)は
こんな風に説明しています。

「人生の正午」には決定的変化が起こり、
今まで背後にあった影が
自分の前にさすようになる。

つまり、
外の世界に向けられていた関心が
行き着くところまでいったとき

内面的な欲求や自分本来の姿、生き方を
実現する方向へ転換が始まると。


今まで通用した考え方が
あるときから通用しなくなり
生き方に変化があるのは自然なこと。





ユングは東洋哲学にも関心を持ち
易の謎に迫ろうと
熱心に研究していたそうです。





運気の流れが変わるときは
不安定でもありますが
チャンスでもあります。