桜は多くの人が好きですね。
短い時期にしか楽しめない貴重性に加えて
ピンク色で可愛らしいところも
多くの人を良い気分にしてくれるのでしょう。
わたしたちは、良い気分で生きたいと思っているものです。
わざわざ悪い気分になりたいとは思いません。
良い気分を与えることができる人が、人に好かれる人なんです。
そうはいっても、
好かれるためにおだてる、とか、ご機嫌をとることではないんですよ。
「あなたは魅力的」「あなたのことがスキ」「あなたといると楽しい」
などの好意を感じたら、それを示すといいですね。
好意を示されるというのは、嬉しく気分が良いものですし
好意を示してくれる人には、好意を返したくなるものです。
ご機嫌をとる、場合はこのお返しを前提としていることが多くて
「こちらはいい気分を与えているのだから、そちらからもいい気分をもらえるはず」
「好意を示しているのだから、お返しをくれるべき」
といった要求があったり、
「嫌な気分を我慢しておだてたから、いい気分をください」
のような取引きが出たり。
好意を示してくれる人には、好意を返したくなることを
好意の反復性といいますが
好意に限ったことだけではなくて、
人間関係では色んな物をお返ししたくなるものです。
取引されたら、こちらからも取引を出したくなったり
要求されたら、出されたほうも次第に要求を出すようになるなど。
ですから
ご機嫌を取る方法は
はじめはうまくいくけども、それを継続していくと
だんだん負担を感じる関係性になりやすいのです。
自分自身がいい気分でいて、笑顔でいられる。
そういったことが、人と仲良くする上でも大切なのかもしれませんね。