恋人に腹が立ってしょうがない。というご相談。
あれをやってくれない、これに気付いてくれない、嫌なところが目に付いてイライラする!
もう好きかどうかわからない。けど、実際いなくなるとどうなんだろう。
好きと思ったり嫌いと思ったり。人の気持ちは揺れ動くし矛盾だらけなのが通常。
誰しもこういう気持ちを経験したこと、ありますよね。
あれをやってくれない、気付いてくれない。これを他の人にあてはめてみて
他の人であれば腹が立たないけど、恋人であれば腹が立つ。のであれば
あなたが恋人への依存心が高くなっているみたい。
私の期待に応えてくれて当然。期待に応えないと腹が立つ。
この気持ちは依存心のあらわれです。
赤の他人には「私の期待に応えてくれて当然。」とは思わないです。
依存している相手には、どんどん期待(勝手な)が膨らんでいくのです。
これまで心の奥底に眠っていた欲求が、次から次へと湧き上がってきて自分でも止められない。
すべての期待に応えられる人間はいないから、その期待は破られて腹が立ったりけんかしたりします。
心理的距離の近い相手に依存心が出るので、恋人や家族や近しい人間との間で起こるのです。
人は依存しやすい生き物だから、依存心が悪いことは決してないです。
依存したりされたり、持ちつ持たれつの関係は自然で何ら問題にはならないです。
依存する人、依存される人。これが固定された関係になると話は別で。
腹が立って大嫌いだけど執着してしまう。
うらんでいるけど離れられない。このような関係を共依存といって
依存する人は常にわがままを通す要求をし、依存される人が自己犠牲をはらう事で成り立つ関係性です。
共依存になるとなかなか関係性を変えるのが難しいと言われるのは、依存している人が変えようとすることはまずないからです。まずないどころか、この関係性にしがみつきます。
だから、依存されている人が変えようと一歩を踏みださない限り、しんどくてもこの固定した関係性が続いていくんです。
依存される人も自己犠牲しつつも相手の役に立つ自分、コントロールする側、これを維持するためには執着した関係を断ち切ることが難しいといった事事もあります。
ですが
変えようと思ったら、決意と一歩を踏み出すこと。
この一見些細な事が、大きな変化へと導いてくれます。