2018年6月5日火曜日

過去から解放されて今を生きるには



「過去、こんなに苦労してきた」
「あの時代は、我慢ばかりだった」

など、つらい過去のお話を聞く機会があります。

つらい過去があって、今がある。
今が自由で幸せー。

を感じられている場合もあるし

こんなつらい思いしたんだから
なんとか元を取らなければ、って言う場合もあります。

もちろん、その両方を感じている場合も。

何がいいとか悪いではなくて
つらい経験が印籠みたいになると、
幸せ感は遠のいてしまうので気をつけたいよね!って思うんです。


印籠みたいにっていうのは

印籠(つらい経験)を見せれば「ハハ-っ」て皆がひれ伏せてくれるから
不安になると、いつもつらい過去を持ち出してしまうわけで。
そうすると、今の充実は遠のいて
過去のつらさをずっと大切に抱きかかえ
そこから抜け出せなくなってしまうんです。
と言う事は、
辛い過去の中を生きているわけですから
やっぱり面白くないんです。

















つらい過去があったけど、
今は自由で幸せー。

もあるし

こんなつらい思いしたんだから
なんとか元を取らなければ、って言う場合もあって


この、元を取らなければ、っていうのは

「こんなつらい思いしたんだから、
わがまま放題、好き勝手にやらしてもらわないと
差し引きゼロにならない!」
って思考のことです。

この思考にある時って、
端から見たらものすごく自由、好き勝手に見えるんですが
ご本人の思いはつらい思いに縛られているので、全然自由じゃないわけです。


自分自身が自由と思っていなければ
どれだけ自由な環境に身を置いても
縛られているんです。

好き勝手な事をしても、なんか楽しくないし
もっともっと好きにやらねば損って、焦る気持ちも出てくる。


そういうときは行動することで自由になれることは少なくて
まず、心を自由に解放してあげることがとても重要になります。

信頼できる人に話をする、
洗いざらい吐き出す、
わき上がる感情をひたすら紙に書いてみる、

そうしてつらい過去から心が解放されたら
今どんな事が嬉しいのか、楽しいのか、
自分の幸せって何なのかがみえてくるし
充実した「今」を感じられると思います。