世の中の全てのものは、対立する二面性を持つ、と考えるのが陰陽説です。
人のキャラクターを陽キャ、陰キャ、に分ける考え方が流行っていて
一言で人物像を表現できるから、わかりやすくて面白いですね。
ただこれは、陰陽説とはまったく別の物の見方のものです。
陰陽説は「1つの物事には陰と陽の両方が同時に存在している」という考え方をします。
一つのコインには表と裏があります。表だけ、裏だけのコインは存在しなくて、ひっくり返せば表は裏となり、裏は表になります。
この事象は、世の中のすべての物事にも共通しています。
たとえば
仕事で大きなミスをしてしまった!!と、絶望的になることがあるかもしれません。でも、それによって今後の改善点を見出して成長するきっかけが得られます。
反対に、仕事で大きな成果を上げて、評価を得て嬉しい反面、次はもっと大きな成果をあげなければという重責を担うことにもなります。
こんな風に、良いだけ悪いだけという事柄はなくて
1つの物事にはプラスの面とマイナスの面を両方を持っています。
こういうものの見方をすることで、目の前の出来事への受け止め方が変わります。
物事を両面で見る、自分の立場を変えて物事を見てみる。
そう考えると、八方ふさがりに思えていた出来事に光が見いだせます。