投影って何?とご質問がありました。
自分が思っていることを自分では認めずに、人がそう思ってるんじゃないか。と思うような心の働きのことです。
自分の心を守るための「防衛機制」と呼ばれる心の作用のひとつ。
ザックリ言うと、嫌な気分になるようなことは、人のせいにすれば気が楽~ですよね。
ストレスから身を守るための責任転嫁みたいなもので、元気に生きていくために、自分の身を守るためには必要な心の作用といえるわけです。
もちろん人のせいにしてると思わないから防衛になるわけですよ。
自分では
「絶対にあの人が思ってる」「あの人はひどいやつだ」
と思っている。だけど、実は自分がそうだった!
なんていう耳のいたーい、認めたくないような事が多いのですね。
慣れている人であれば「これは投影?」と自分に問いかけ気づいたり整理することもあります。
たとえとして、
いくつになっても親からいかにして小遣いを貰うか。
これが重要で親に逢う度にお金を貰っている人がいたとします。
自分は隠れていつも小遣いを貰っているのだから、兄弟も自分の居ない所でたくさんお金を貰っているのではないか、と疑心案議になります。
実際にはまったくもらっていなくても。
兄弟が車を買ったとなると、あれは親がお金を出しんだ、あいつはずるい。と怒りと被害者意識に襲われたりするのだけど、実際は親は一円も関わっていません。
なのに、どこからそんな謎な発想が出るの?といえば、自分がそうだから。
でも自分がずるい奴で、何とか人より得しないと気が済まないのだということを抑圧していたら、まさか自分が、とは気づきません。
投影って、自作自演のストーリーといえるんですよね。
そんな人いるか~?と思うでしょうが、ポピュラーにあることです。