2023年8月14日月曜日

挫折しやすいか、パワーが出るかの違い

 私たちはたいていの事はこう思っています。

「うまくいかない事は人のせい、うまくいったら自分のおかげ」

エゴは自分は特別な存在で、自分にだけは奇跡が起こるはずだと訴えかけてきます。

努力は必ず報われるべきだし、思い通りになって当然なんだと思えてきます。

これがどんどんどんどん高じてくると、いつも誰かが悪くて自分だけが正しくて、感謝もへったくれもない世界へと突入~。

いつもイライラ、何があっても文句と愚痴を無自覚に繰り返すことにもなります。


とまあ、嫌なことは人のせいにした方が気持ちが楽になりますからね。

ストレスをためない為には程度問題でアリでしょう。

程度問題というところがポイントね。











さて、仕事を選ぶときに「これといってやりたいことはないんだけど」というとき、

通いやすい場所にあるとか、条件がよいとか、何となく仕事を選ぶことがあります。

何となく選んだとしても、居心地も悪くないし何となく良いかな!となれば

続けられるしあなたに合っているのでしょう。


「条件はわるくないけど、どうもピンとこない」「ぜんぜん気が乗らない」

と決めかねている時に、親のすすめで就職することがあります。


安定しているから、大手だから、きっとあなたに合っているから、など

あなたの幸せを思って親が一生懸命に説得しようとします。

贅沢を言っている場合でない、とか年齢を考えて、などと言われているうちに

だんだん気持ちが焦ってきます。

このような流れで説得に負けて就職したと想像してみましょう。


どんな仕事についても、楽しいことばかりじゃないしつまらなく思えたり、嫌になることもあります。人間関係のアレコレも出てきます。

そんなときに、どんな気持ちになりますか?


「親のせいでこんな目に遭っている」「親のいうことをきいたばっかりに。あの人達は間違っている」「もっといい仕事に就けたはずなのに」

と、この辛い状況に責任を取って欲しい気持ちになってしまいます。

誰かのすすめだとしても、最後は「自分が選んだ」という実感のないものは、

挫折しやすいんです。


反対に、「親には大反対されている。でも自分はどうしてもやりたい!」

と思って始めたことは、簡単には挫折できません。

うまくいかなくても何とか頑張ろうと最大限努力します。


どうしてもやりたい!ことでなくても、「自分が選択したんだ」という

自己決定観の有無によって、頑張りがきくかきかないか、が決まります。