2023年11月21日火曜日

「喜ばせたい」気持ちはほどほどが良い



 

誰かから何かを望まれた時には、「なんとか期待に応えたい」「喜んでもらいたい」「がっかりさせたくない」と思います。

喜んでもらえると自分も嬉しいし、自分の存在価値を見出せますしね。

期待した人も喜んで、みんながハッピーになれる側面もあるから素敵なこと。

だけどこれに注力し過ぎると、素敵な事から辛いことへと早変わりします。

期待に応えられなかったときには、信頼が揺らいだり自己否定につながって落ち込むことも少なくありません。



「将来こんな風に育ってね」

「こんな仕事に就くんだよ」

と期待された通りにそれに応えて、誰かの期待を叶えて幸せに生きてきたのに。

同じ相手からある日突然、

「違う仕事の方が良かったよねえ」「あんな風だと幸せだね」

とこれまでの発言がまるでなかったみたいな、衝撃発言をうけることがあります。


期待に応えて評価されていたはずなのに、ある日突然否定に変わるなんて

ショックを通り越して怒りと悲しみが渦巻きます。


こういう信じられない事は、実際はそんなに珍しいことじゃなく起こっていて

言っている人は悪気はまったくありません。


言った人は

いつも期待をかなえてくれたから、願望をいつも通りに口にしただけ。

以前とは違う期待が生まれたから、何となく言っただけ。


と自分視点だけで何気なく口にしているから、

まさか相手が深く傷ついているとは思いもよらず。

なので、傷ついたことを伝えても怒りをぶつけても、あまり理解されません。

それで、理解されない事に更に深く傷ついてしまいます。




「自分に気持ちがあるように、相手にも気持ちがあるのだ」

という事がわからない人に、気持ちをわかってもらうにはすぐは無理です。

それなりの時間と労力を要します。


わからないと言っても、その言葉は知っているし当然のようにわかっているつもり。

だけど、実際は理解していなくてそこがなかなか厄介。

だから、まずはわかってくれる人に話した方がいいですね。


期待に応えてハッピー♪もあるけど

期待に応える生き方をすると、あんまりハッピーにはならないんです。

がっかりさせると悪いな・・・と思ったら

罪悪感を打ち消すためじゃなく、ハッピーになる選択は?を意識してみてください。