2024年1月9日火曜日

愛と犠牲は別もの

 

人は、自分で自分の気持ちをコントロールしなければなりません。

でもそれがなかなか難しいから、物に当たったり人に八つ当たりしたりします。

たまに「やっちまったぜ」というのは大人でもあるけど、いつも人に当たり散らして自分を保っていたらそれをモラハラと言います。


当たり散らしモラバージョンの他には、被害者のポジションをキープし続けて誰かにネットリと依存するバージョンもございます。


不安や怒りに襲われたら、それは誰かが何とかすべき

無意識下でそう思っているから実際に誰かが何とかしてくれても、「助かった!」「ありがとう」と思う事はなくて当たり前。

助けがいまいちと感じると恨みの気持ちを募らせます。


依存された人は、何とか助けようと頑張るのだけど、被害者ポジションの人はそれを手放しません。手放せば、自分で自分の気持ちをコントロールしなくてはいけなくなります。

自己責任が生じる「自立」の立場を何とか回避するためには、被害者で居続ける必要があるんです。

よって、助けがうまく行くことはありません。














モラハラや依存体質の人を何とかしてあげようと頑張ってもうまくいかないのは、こういう理由もあるんですよ。頑張りが足りないのではありません。

むしろ逆かも。

直接的に助けるのは逆効果になるから、反対に少し距離をとってみてください。

冷たいように思うけど、実はこれが一番親切なんですよ。

自分で少し冷静さを取り戻せたらそれがその人の為に一番良いこと。

その前に手を貸してしまうと成長する機会を奪うことになるしね。

可愛そう。何とかしてあげたい。その優しい気持ちを大切にしつつ

そこから辛さを生んでしまわないようにね。