子平推命は、陰陽説と五行説がベースにあります。
陰陽説とは、どちらが良いとか悪いはなくて、陰があるから陽がある。また陽が存在してはじめて陰が存在します。
五行説には、 生じる五行と剋する五行があります。生じるのが吉、剋するのが凶、という訳ではありません。生じる良さもあれば悪さもあるし、剋する悪さもあれば剋す必要性、良さもあるんです。
という訳で単純に一緒くたに、これが良い事、これは悪い事。とはならないんですよね。
すべて、命式によって良し悪しは変わってきます。
だからこそ、子平は複雑で難しいと言われるんですが、マニアックな趣味の人や研究心の旺盛な人にとっては、やればやる程面白く興味が尽きないもの。
生徒さん、占いの勉強を家で集中してやってるとストレス解消になるって言ってましたが、そうなんですよね。
日常の視点とは違う所をみるから、次々に発見があるし疑問が解けていきますからスッキリしたりワクワクします。
でも、こういう事が楽しいどころか面倒くさいとか興味のない人も世の中にはたくさんいます。というか、そっちの方が圧倒的に大多数ですね。
と、占いの事をあれこれ言ったんですが、お伝えしたい事は、
何がいいとか悪いとかいうのは、人や状況によって割と容易に変わるみたい、って事。
私達はたいていの物事を、良い悪い、正解不正確で判断してるけど
それは状況環境によって真逆になる事もあります。
ご自身の事を
『普通の人間のふりをしてるけど、本当は変人なんです』
との悩みを持つ方がおられます。
そういう方は実は個性が強いのだけど、普通は善、そこからはみ出せば悪、と思っているみたい。ご自身の個性をよくないものと感じて、何とか抑え込もうとしがちです。
日頃、普通の人にみえるように一応周りに合わせているけど、うーん・・何か疲れるなあ。と思うんですよね。
そういう方は、普通を目指すよりも個性を活かした生き方をするのが吉。
個性を活かすには
大勢の中で足並み揃えなきゃいけない環境にいるより、
少ない人数や自分のペースでいられる環境に身を置けるのかどうか、の環境が大事。
まだその環境が見つかっていなければ、これから見つけていけばいいんです。
疲れるのか、それとも自分らしく輝けるのかは、環境によって大きく変わります。