2025年6月28日土曜日

運は意志の力でコントロールできるのか

ある程度生きていると、自分は何も変わっていない(つもり)のに、

気持ちや状況は人生においてずっと一定でないことに気づきます。


仕事はぼちぼちで良いと思っていたのに、今はものすごく打ち込んでいる!という時期もあれば

反対に

前は楽しくてやりがいがあったのに、何だか意欲が低下して・・という時期も。

何とかやる気を出さなくちゃ、と自分にカツを入れるんだけどどうもうまくいかない、という経験された方も多いのでは。

なんで一定でいられないの?を考えると、それが自然だからです。

自分自身のやる事や考えることは、すべて自分の意志に基づいているような気がするけど、

実はそんな事もないのは何となくわかりますよね。











自分を取り巻く環境や人からの影響を受けて変わることもあるし、

ライフスタイルの変化に伴っても変わります。

目に見えないものからの影響も無視できません。


意志の力で何とかしよう!でコントロール出来る部分もあれば

意志の力でねじ伏せるのは、ちょっと無理な場合も出てきます。

そういう時期がくることは、「運が悪い」と単純には言えないんです。

スムーズにいかない、一見不運と思えることも、本当はもっとよく生きるための転機である場合があるんですよ。


意志の力で何ともならない事が出てきたら、今しか出来ない事に着目しましょう。

今だからこそ出来る事をして

うまく今の流れに乗ると、良い方向へと進み出すようです。



2025年6月12日木曜日

いつもこうなる・・・のパターン

人の性格は、生まれ持った先天的な特性があって、そこに後天的な教育や経験、環境などが加わって形成されています。

生まれ持ったものは変わらないけど、後天的なものは変えられます。

運勢もよく似ていて、生まれ持った宿命というものが誰にでもあります。そこに後天的な運命というものが加わってそれぞれの運勢が出来上がっていきます。

後天的な運命は自分の選択次第で変えられます。


「なんでかわからないけど、いつもこうなるんですよね」

人間関係や仕事におけるパターン、自分の考えや行動について、こんな風に思う事ありませんか。

このパターンが気に入っていたら嬉しいけど、

その反対になんかモヤモヤする、どうにかならないものかと感じることもあります。















「知らんけど、こうなるんですよね」

これには、もともとの自分の宿命的なことが影響している場合と

後天的に学んだ、身についた部分が影響している場合があって人によって違います。

先天的にそうであれば自分の意志とは無関係に「そうなるもんだ」と受け入れて、

パターンをうまく使うとか、パターンにいかに巻き込まれないように工夫するかなどに取り組むのがいいように思います。


後天的な影響からきている場合は、自分のどんな経験、どんな出来事、誰の影響が関係しているのだろう?

このあたりを紐解いていくことで、パターンの解除、パターンの卒業へと進んでいけます。


そういうの、めんどくさいー!と言っていたお方。

なんとなく紐解く作業を続けてみたら

「モヤモヤの原因、気づいた。めちゃくちゃ腑に落ちたら、いっさいモヤらなくなった!!」

とのこと。

パターンを卒業するポイントは、めちゃくちゃ腑に落ちることですね!


2025年6月8日日曜日

引き寄せ

「もういっそのこと、こうなれば良いのに!」

心底思っているわけじゃないけど、叶ってほしくないネガティブな願望を口にすることあると思います。やけくそ、投げやりな気持ちで言ったり、単に軽い気持ちで言ったり。

これの怖いのは、自分でも言ったことも忘れたころに叶ってしまう事が少なくないです。

「そういえば、あんな事言ったために・・・」と叶ってほしくない事が起こってから「もしかして自分が招いた?」と思います。


ポジティブな願望より、ネガティブな願望の方が簡単に叶いやすいんです。

反対なら良いのにね。

どうしてだろうと考えると、そこに執着があるかないかの影響があるような気がします。

ぜーったいに叶えたい願望、そのことだけに頭が占められていてほかの事は目も耳も閉ざされているようなとき。その思いに執着が乗っかると、その願望って叶いにくいです。

そこから「ああ、もうこれだけ頑張ったし流れに身を任せるか」と力が緩んだ時に叶ったりする。こんな経験ありませんか?


執着が悪いというより、

とらわれ過ぎているときって、ポジティブなことのはずがいつの間にか苦しくなるし不安を生みだすから、あんまり良い方には進みにくいみたい。

軽い気持ちで言ったことのほうが簡単に進むような事が起こりえます。



不満や悪口が口癖になっている人に、あまり良いことがないのはこういう事も関係していそうです。

というと、不満や愚痴を言ってはいけないのか!と思うかもですが、そうではないし不満をため込むことは良くないです。

大切なのは、自分は不満を言っている、今愚痴を言っている、と自分で認識していること。

それを口にすることでため込んだものを発散している、頭の整理をしている、気持ちを整えている、など自分のしていることを理解していること。

これ非常に大切です。









無意識のうちに不満を漏らして口をひらけば悪口。

これは周囲に嫌な気分をまき散らしているけど、本人には悪気がない場合がほとんどです。

本人には不満を言っている自覚がないから、どれだけ不満を言い続けても、発散にも整理にもならなくて堂々巡り。

一歩も前に進めなくて良い事も起こらないから、いちばん損しているのは本人なんです。


2025年6月1日日曜日

時の流れを意識すると



 現在どんな運勢なのか、これを詳細に知るには今だけを切り取ってみていたらわかりません。

過去現在未来、時の流れを意識します。

現在を大切にするには

今の自分を創りあげた過去を無視することはできないし、

今どこを見ていてこれからどこへ向かおうとしているのか、未来も無視できません。


「あの出来事はこの為のものだったのですね」最近、印象的だった言葉です。

私自身も、こういう感覚を得たことあります。あなたもありますか?










大切な人や事に出会えた時や、感謝するような出来事があった時、

「あの辛かった出来事は、ここへ導くための通過点だったんだ」

「あの時の試練は、このために必要な出来事だったのか」


こういう感覚は、人生を豊かにしてくれるし、自分の人生を生きているからこそ得られるのでしょうね。


自分には自分のタイミングがあるし、他人にも同じように別のタイミングがあります。

誰かのことを羨ましく思ったり、人に左右されたりするけど

「自分の人生を生きる!」これを主軸するとつまらない事はあまり気にならなくなります。



2025年5月26日月曜日

儀式の効用

電車に乗っていた時のこと、前の座席の人が降りる直前、スプレーを出すのが見えたと思ったら頭にシューーーっと。

前方から自分の頭部へ向かってかけるため、ヘアスプレー(香料あり)はうしろの座席に広がって、すごい匂いに目が点・・・。

その後、若いサラリーマン風の男性は、颯爽と降りていきました。

はじめから固めたヘアスタイルで、ちょっとスプレーしたところで変化はないように見受けられたので、きっとスプレーの目的は身だしなみ以外にあるのかな。

商談に行く前に気合を入れる儀式的な意味合いもあるのかな。

など、いろんな考えを巡らせることで匂いが消えるまで耐えしのぎました。












あなたは自分のモードをオンにするとき、反対にオフにするときに何か儀式はありますか?

儀式というと大げさだけど、コンディションを整えるための行動。

仕事に行く前にコーヒーを飲むとか、何かの前にトイレに行っておく、なんていうのもそのあと集中したり快適に過ごすための行動ですよね。

儀式として意識していなくても、自然と何かやっている場合が多いように思います。

肩をぐるぐる回したり、両手で頬をパンと叩いて気合を入れたり。

こういう儀式は持っていた方がお得です。

メンタルと行動を一致させたり、能力を出しやすくなったり、区切りをつけたり、状況に適応しやすくなったりと、良い効果がたくさんあります。

気持ちの区切りをつけたいなあ、というときに意識的に儀式を行えば、なんとなくやるよりずっとうまくいきやすいのです。




2025年5月20日火曜日

夜明け前が一番暗い

辛いことが重なる時は重なる。

運のよくないときにこんな経験をすることがあります。

もう、さすがに悪い事は終わっただろうと思ったのに

事態はもっと悪くなっている・・・。 どこまで悪くなるのかと絶望的な気分になる事も。


運の良し悪しや切り替わりと、人の体感には幾分かずれがあって

切り替わってすぐに体感することは少なくて、だいぶ進んでから始めて、変化に気づいたり実感します。


なので、事態はさらに悪くなっている・・・と感じてる時、実はすでに悪さから好転しつつある場合がけっこうあるんです。









「夜明け前が一番暗い」という言葉があるけど、それと同じく

真夜中(悪さのピーク)より、夜明けが近いころの方が悪さを実感しやすいよう。

でも、だいぶ好転してきているから良さの兆しを感じとるまであと少し。

自暴自棄になりそうなときはこれを思い出して。

実はどん底はもう過ぎているんだと

今できることを積み重ねていきましょう。




2025年5月14日水曜日

自分を大切にする

先日はじめて行ったレストラン、

美味しくて見た目も美しいだけじゃなく、手間のかけ方がものすごくて。

シェフとお話しさせてもらって、一皿一皿にどれだけ愛情を込めて手間暇かかっているのか、料理への情熱が注がれているのかをお聞かせいただいた。

自分にはそんな料理は到底できないけど、

「大切なことには手間暇かけるのを惜しまない」

これが大事だな、と自分なりにいろいろ響く素敵な時間となりました。












あなたは自分を大切にする、という言葉からどんなことを思いますか?

好きなことをやるとか、自分ファースト?言いたいこと言う?我慢しない?やりたい放題?

これだと、ただの自分勝手と自分を大切にする、の区別がわからなくなります。


自分を大切にすることは、自分に手間暇かけること。

自分の本心に耳を傾けること。


心がざわざわしたり葛藤があるときは、自分に向き合う事が億劫になります。

ああだこうだと考えたり、不都合な事に向き合うのはエネルギーが要ります。

だから「めんどくさい!」と切り捨てて無視したり、見て見ぬふりをして自分を追いやったりします。

無視したり追いやったりは、忌み嫌う行為であって自分を大切にする、の真逆になっちゃうんですよね。

めんどくさがって自分を無視し続けていると、次第に自分の本心がわからない、心が迷子な状態になっていってしまうんです。

いったんこうなると、心を取り戻すためには、大きなエネルギーと時間が必要になります。

でも、取り戻すことは可能です。


自分への労力を惜しまず、手間暇かけてみると、

ああ、自分を大切にするってこういう事なのね!と豊かな気持ちと喜びの感覚をつかめます。