色彩学者のルイス・チェスキンは、色の好みについて
「国民的、地理的、教養的、経済的な要因が存在する」と
言っています。
教養があり感情や要求を満たす手段を持ち、
更に物質的余裕がある人は
柔らかい中間色を好み
教養なく感情の上の要求を満たす手段を持たず、
更に貧困の人は
強い色、原色などを好む
といっています。
そういう側面もあるのかもしれません。
色の彩度という観点での文彩的統計では、
自分のエネルギーや欲望が高いほど激しく強い色を好むようです。
若者が派手な色を好むような感じで
強い刺激でないと、物足りなくつまらなく感じます。
弱い刺激(穏やかな色)で満たされるのは
安定した状態ともいえます。
それが行きすぎれば当然無気力にもなりえます。