「お友達と会ってきたんだけど、またいつもの愚痴を延々と聞かされて、
どんよりした気分になった。
愚痴を言うと運気が下がると言うけれど、友人をみると本当みたい、と思ってしまった」
で、愚痴は運気を下げますか?のご質問がありました。
愚痴ると運気が下がるとはよく聞く言葉ですね。これは本当か?
愚痴と一口に言っても、運気を下げる愚痴と、下げない愚痴と
2パターンあるように思います。
まず、やみくもに「愚痴はいけない」というのは違うかなーと思うんです。
我慢は必要な時もあるものだけど、そうはいっても
我慢を重ねてため込むのはいいことありません。ため込んだものはなくなりませんから。
ため込めば、いずれ別の形で噴出して問題勃発という事になるんですよ。
我慢しても我慢してもうまくいかない方は、このパターンを疑ってみるとよいかも。
だから、愚痴の出し方というのが重要で
うまい愚痴の出し方は、本人が愚痴を言っているという自覚のある愚痴です。
言ったらすっきりしたー。聞いてもらったら気が済んだ。話したら気持ちが楽になった。
などは、自覚のある愚痴の特徴です。
不満など心の中の重荷を言葉に出すことで、心が整理されたり気持ちに区切りがついたりします。きっとみなさんもそんな経験あるでしょう。
だから、上手な愚痴の出し方は、意味のある事、前向きに生きていくために必要な事なんですよね。
一方、まずい愚痴の出し方は、本人が愚痴を言っている自覚のない愚痴。
誰でも辛い気持ちが続くと、なんで自分だけ・・・と、被害者意識が強くなることはあります。私がこんな目にあうのは「〇〇のせい」「〇〇がなければこんな目にあわないのに」と思う事もあるけど、それは人のせいにして自分は被害者だと思うことで心がラクになるんですね。
心を守るためにはそれも良いんだけど、あまりにも長期にわたって被害者意識を持つと
口を開くと誰かの文句、解決策を探していないからいつも同じ話で堂々巡り、
と不平不満が延々と続いてしまいます。
本人は愚痴を言っているつもりはないから、言っても言ってもスッキリしないし
周りや誰かが変わる事を期待しているから、自分は動く気がないから停滞し続けてしまうんです。
愚痴っていると運気が下がる、停滞する、というのは
「愚痴を言っている自覚のない愚痴」のことを指してるんじゃないかな。