物事に執着すると、そこだけに思考がとどまってしまうから
今の状況がみえなくなって、
ぐるぐると、出口の見えない悩みのがんじがらめになりがちです。
一方で
執着が強い人ほど、大きな成果を残すといわれていて
ビジネスで成功している人たちには
成功への執着が強いのは確かです。
ひとくちに執着といっても2つの種類があって
自分自身の足を引っ張る執着と、
情熱を生む執着があるように思います。
「こうなったら困る」
「こうでなくてはだめだ」
「こうならない為には」
といった、恐れが動機になっている執着は
執着したくてしてしているわけではなくて、
不安のためにそうせざるを得ないわけで
不自由な執着といえます。
不自由な執着でいるときは、恐れが強く余裕がないので
判断力を失いますし、物事がうまくいかなくなってしまいます。
頑張れば頑張るほど裏目に出やすいんです。
「こうしたい」
「これが自分だ」
「好きで選んでいる」
といった感覚を持つ場合は、自分らしく建設的な動機ですから
自由な執着といえます。
とりくむほどに、喜びや熱中するパワーが湧いてくるし
生産的な成果を上げやすくなります。
自由でいるときは余裕があるから、
物事を客観的に見られて、良い判断、選択ができるんですね。