誰しも自分の中に、相反する性格要素があることは何となく気づいていますよね。
矛盾した気持ちが共存していることもよくあることです。
外では聖人のように振る舞い、家ではモラハラをする夫とか、
家では優等生で良い子として過ごしながら、外ではいじめや万引きの常習な子。
優しく穏やかな奥さんが、実はヒステリーだとか、
妻大好きと言っている夫が、裏では浮気している。などもよくある話。
もともと人の心は二面どころか多面だし、自分の知っていることは限られた部分だけなのだから驚く事でもないけど
あまりにも極端で、自分の想像の域を超えていると、やっぱり驚くんでしょうね。
すごく極端な二面性になる原因としては
罪悪感というのがあります。裏で浮気をしている夫が自分のしている事に罪悪感をもっていると、その罪悪感を帳消しにするために過剰に妻大好きを公言することがあります。
やっていることと言っていることの辻褄が合っていないけど、本人の中では帳尻が合うんです。
妻を大事に思っているとアピールすることで、自分は良い夫なんだと思えるから罪悪感から逃れられる心理があります。
他の原因には、
やっていることと言っていることの辻褄が合っていないという、自覚がないことがあります。
外で言ってることと、家でやっていることがつながっていないから、「それはそれ。これはこれ。」という状態です。
お天気屋さんは、さっきは泣いていたけど今は笑っていたりしますよね。
昨日と今日では、持論が真逆になる人も珍しくないです。
だけど、「昨日のあれは訂正します。正しくはこれです。」とならないのがお天気屋さんです。
「昨日はそう思ったかもしれないけど、それはもういいの。今日はこれが真実!」と昨日と今日はつなげて考えずに、今感じていることが真実。というのがお天気屋さんです。
外で言ってることと、家でやっていることがつながっていない、というのは
そんなお天気屋さんの心理に似ています。