2019年6月23日日曜日

コンプレックスは、劣等感だけじゃなくて優越感も感じている

  
誰でも、何らかのコンプレックスを持っています。
生まれてから一度も、コンプレックスを感じたことない!という人はいないでしょう。
普段は、コンプレックス=劣等感 のように使いますけど 
 辞書でコンプレックス(complex)を引いてみると
「複合な」「合成の」という意味が出てきます。
なるほど。
コンプレックスとは、単純に「劣等感」といった感情だけじゃなくて
もっと複雑な感情が絡み合っているのだろうなーと思います。
 特に、大人になってなお、根深く残っているコンプレックスは
複雑で、タイトルのような真逆な思いがあるみたい。



お客様からお聞かせ頂くコンプレックスは、
そのほとんどが、人が聞いたら「まさか?」「どのへんが?!」
と思うのでしょうが、ご本人にとっては大きなコンプレックスとなっているんですよね。
という事で、コンプレックスとはどんなものかをまとめると
 
・ぜんぜんない事は、コンプレックスにはならない
・すでに手に入れているけれど、もっとそれを開花させたい
・ご本人が、そのことに価値をおいている、重要なことと思っている
  のです。
 
 
 
例えば、学歴コンプレックスって
まったく学歴がない人よりも、学歴がある人のほうが感じやすかったりするものです。
 
 
そもそも、学歴に関心がなければ出身校を聞いても「へえー」「そうなんだ」
とそんなに気にとめませんよね。
 
 
 
頭が良くて、偏差値の高い大学を出ている。それが自慢の1つでもあるのだけれど、
自分より上の大学を出ている人に会うと、急に自信を失ってしまう。
見下されたような気がしてしまう。
その人の値打ちが、出身校によって決まるような気がする。
 「この人は自分より上だから負けた」
「この人は自分より学歴が下だから勝った」
と思います。
 
 
 
学歴コンプレックスを持つと、学歴が人としてのランクのように思います。
それは、誰よりも自分がそこ(学歴)に価値をおいているからなんですよね。
価値をおいているから、絶えず人と比較競争するポイントとなります。
勝つときは優越感を感じるけれど、負けると自信を喪失してしまいます。
 学歴以外にも、容姿コンプレックスなども同じです。
 
 
 
もう一度、まとめると
・ぜんぜんない事は、コンプレックスにはならない
・すでに手に入れているけれど、もっとそれを開花させたい
・ご本人が、そのことに価値をおいている、重要なことと思っている
  んですね。

コンプレックスを克服したり、コンプレックスとうまく付き合っていくためには
人に認めて貰うことより、
自分が納得できるかどうかが重要なんですよね。