快を得たくて不快は避けたい。というのは、人間の本能です。
誰かの言動をみて「嫌だなあ」と不快に思う事があります。
嫌だと思う度合いが強いと、「ああはなりたくない!」「絶対あんな風にはならないぞ」と、反面教師にすることってありますよね。
子供の頃、親のケンカをみたり横暴な態度に傷ついて
「ぜーったいに自分はああはなりたくない」と思っていた。
でも、大人になって気づいたら同じような事をしていた!!と、いう話はとても多いです。
「自分は気をつけよう」と教訓にする場合は学びになりますが、
「絶対になりたくない!」と強く反面教師に思えば思うほど、なってしまうという法則があります。嫌だと思っていたのに、結果的にはそうなってしまうんです。
それは、強く意識を向けているから。常に意識を向けている、ということはそれを基準に生きているわけです。
更に絶対嫌だ、と恐れれば恐れるほど、そうなったときの準備を知らぬ間にしていきます。
そして、それは実現するので「やっぱりそうなった」と自己嫌悪する事になってしまいます。
「ぜーったいになりたくない」ことは、
そこにあまり力を入れずに、緩めた方がその事と距離をとって生きられるようです。